2/14週の日経レビューだよ。all about economics
なぜを追求するのが面白すぎて、どんどん長文になってる気がする。笑
水をごくごく飲むように知識がほしい。
以下レビュー。
こんばんは!来週2/17に誘われて東証見学と東証ユースミーティングという投資に関わる様々な方の講演を聞きに行くことになりました«٩(*´ ꒳ `*)۶»最近マーケットが面白くて色々調べてます。
働くようになったらトレーダーにもなる気満々です。笑
そんなことを言っているにも関わらず、パッと読んでこの記事が1番わからないのでこの機会に調べたくてこれにしました。笑
【FRB議長「中国・原油に不確実さ」 市場の動揺懸念 】
【概要】
米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は10日、「市場には中国の通貨政策を巡る不確実さと、原油市場の不確実さがある」と述べ、懸念を示した。新興国の減速や資源安は早期回復が見通しにくく「景気後退の不安をかき立てているのだろう」とも指摘した。
イエレン議長は米景気の失速リスクと金融緩和の可能性について問われ「利下げが必要な状況に突入するとは思っていない」と否定した。米景気の先行きは「雇用環境は好調を維持しており、(原油安など)物価の押し下げ圧力も一時的だとみている」と述べ、成長軌道を維持するとの見方を強調した。
ただ、世界的な株安や企業の資金調達コストの上昇が続けば「景気の下押し圧力になる可能性がある」と認めた。新興国の景気減速や資源安は米国の輸出や物価を下押しするリスクがあり、イエレン議長は「市場の動向をじっと注視する局面だ」と強調した。
市場参加者はFRBが3月中旬の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げするかを注視していたが、利上げを決断できる材料がそろっていないとのことだ。
日銀が導入を決めたマイナス金利政策にも触れて「金利は引き下げない」と述べた。金融機関の収益悪化などマイナス金利の副作用を懸念したとみられる。
【調べたこと】
① 中国の通貨政策の不確実さ、とは
中国は過去に何度も人民元の為替レートを切り上げや切り下げしてきた。
*切り上げ:元の通貨価値をあげること。為替レートが上昇する。一元が16円とすると20円とか30円になること。
切り下げ:その反対。一元16円が12円とかになること。
政府は15年8月に切り下げを行った。また年始に人民元が下落。今年3月の全人代(国会)でさらに人民元10~15%切り下げが有力。
② 原油市場の不確実さ、とは
原油安。原因は需要サイドと供給サイド両方にある。
需要サイド:製造業の落ち込みによる中国経済の失速。生産活動が停滞することで原油需要が大幅に減少している。製造業が落ち込んだのは、中国の人件費の急上昇により、労働集約型の優位性を失いつつあるため。人件費の上昇は、①沿岸と内陸の格差是正のために政府が内陸部のインフラ整備を進めた。そのため沿岸に出稼ぎに出ていた農民を内陸でも雇用でいるようになり、沿岸の外資は労働者確保に苦しんで賃金を上げた。②政府が所得倍増計画で企業の従業員の賃金を毎年15%ペースで引き上げ、11~15年で二倍にする計画のせい。
供給サイド:経済制裁解除でイランが石油増産。しかしサウジアラビアなどの産油国が減産しない。これにはシーア派のイランに対してスンナ派のサウジアラビアがイランと対抗することに執着している面があるのが理由。
③ マイナス金利、とは
金融機関が預ける資金の金利を一部マイナスにするという、日銀の政策。それにより市場金利が下がり、景気回復や物価上昇につながる事を狙う。
【見解】
色々調べて「なぜ」を掘り下げていくのが面白かったです。今後のアメリカ経済はどうなるのか予想してみます。①原油安により製造業や国民全般の生活は状況が良くなりそう。しかしGDP構成比で三次産業が80%ほどを占めるアメリカでは、原油が響かないことの方が多い印象。よって原油安からは少し上向きになる程度。
②中国の切り下げで、そこからの輸入が一位で20%ほどを占めるアメリカは、輸入額が安くなり好調になる。(アメリカの輸出先は近隣の国が多く、中国の割合は7,7%と輸入ほど高くないです)この二つから考えれば今後好調になりそうですが、他の要因からも色々考えられそうですね。何か思い付く人がいれば教えて下さい!
【関連url】世界経済の概観がとってもわかりやすい↓
"中国経済の急減速に、原油安…世界経済「同時株安」の正しい読み方"
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